ダニにムヒは効かない？ダニ刺されには何の薬品が効くの？

寝ている間やソファーで過ごしている間、カーペットで寝転がって休憩中など、私たちの日常にはダニに刺されるリスクがたくさんあります。

ダニに刺された時に、あなたはどんな対処法をしますか？だいたいの人は何らかの薬品を使うでしょう。

その中でも、ムヒの知名度は高いものがあり、家に常備している方も多いと思います。かゆくなった時に使うと気持ちよく、ムヒは、いつも蚊に刺された時に使うイメージがあるのでしょう。

しかし、ムヒはダニに対してどのような効果があるのか、考えたことがありますか。

本記事では、ダニ刺されとムヒの関係と、ムヒの効能、ダニ刺されに効く薬品についても合わせて解説します。

ムヒVSダニ、どっちが強いのか。解説していくぜ。

ダニ刺されにムヒが効かないのは半分正解

結論として、ダニ刺されにムヒを使うのは、半分正解で半分不正解です。なぜ、はっきりとした答えではないのかというと、2つの理由があります。

1つ目は、ダニ刺されのかゆみには効くが、万能ではないという点です。2つ目は、効くムヒと効かないムヒがあるという点です。

ダニ刺されのかゆみには効くが、万能ではない

ムヒはダニ刺されのかゆみには効きますが、ダニ刺されによる化膿には効きません。ダニ刺されには様々な症状があります。

煩わしいかゆみや化膿、感染症などが考えられます。ムヒはあくまで、虫に刺された時のかゆみに対して使う薬品で、かゆみ以外の症状に対しては効果は発揮できないのです。

効くムヒと効かないムヒがある

ムヒは大きく分けて10種類もあり、ダニ刺されに効くムヒと効かないムヒがあります。

その中でダニ刺されのかゆみに効くムヒは、これら4種類のみです。

• ムヒアルファSⅡ
• ムヒアルファEX
• 液体ムヒS2a
• 液体ムヒアルファEX

これら4種類には、ダニ刺されのかゆみを抑えるステロイド成分が含まれていて、一番ポピュラーなムヒSなどのムヒには、ステロイド成分が含まれていません。

このため、ダニ刺されにムヒが効かないのは半分正解といえるのです。

そもそもムヒの効能とは

そもそもムヒの効能とは、何なのでしょうか。ここでは、一番ポピュラーなムヒSとダニ刺されに効く4つのムヒの効能について紹介します。

ムヒは虫刺され以外にも、しもやけやじんましんなどに対しても効く多機能な薬品だということが分かりますね。

ダニ刺されについて

ダニに刺されたことのない方は、ダニ刺されによる症状を体験していません。ここでは、ダニ刺されの症状と見分け方について解説します。

ダニ刺されの症状

ダニ刺されの主な症状は赤い発疹とかゆみの2つです。ダニ刺されの赤い発疹は、あせもとも似ていますが、ダニ刺されは皮膚が柔らかい場所に現れます。

下腹部や太ももなど、明らかに蚊やあせもでは出てこないであろう場所に出てきます。2つ目のかゆみは、刺されてから1日以上たってから、1週間ほどつづく症状です。

かゆみがあるからといって、かきすぎるとさらに症状が悪化するため、かゆみ止め薬をぬって患部を安静にさせましょう。

ダニ刺されの見分け方

ダニには、ツメダニ・イエダニ・マダニの3種類あり、それぞれ特徴がありますが、共通する見分け方があります。

それは、お腹や太ももなど肌の柔らかい場所にあること、そして腫れが不規則に点在していることです。

ダニ刺されに効く薬品とは

ダニ刺されの薬は大きく分けて2つの種類があります。それは、かゆみに対して有効なものと化膿に対して有効なものです。

ダニ刺されの症状に応じて、薬品を使い分ける必要があります。ここでは、ダニ刺されに効く薬品について解説します。

かゆみを改善したい方は、ステロイド配合の薬品

かゆみを改善したい方は、ステロイド成分が含まれている薬品を使うべきです。ステロイドには、かゆみや炎症を抑える効果があります。

ステロイド成分には様々あり、主な成分はベタメタゾン吉草酸エステル、ヒドロコルチゾン酪酸エステル、デキサメタゾン酢酸エステルなどが薬品に含まれています。

化膿を改善したい方は、抗生物質配合の薬品

化膿を改善したい方は、抗生物質が含まれている薬品を使うべきです。化膿している患部に、ステロイド配合の薬品を使うと、細菌に感染しやすくなり、さらに化膿が悪化します。

必ず抗生物質が配合されている薬品を使用しましょう。

まとめ

ダニ刺されにムヒが効くのか、について紹介しました。一口にダニ刺されと言っても、症状によってはムヒが効くこともあれば、効かないこともあります。

ダニ刺されの症状によって、薬品を使い分けることが、ダニ刺されにとって、一番有効な方法かもしれません。

ダニ刺されはいつ起こってもおかしくありません。ダニは身近に生息していることから、ダニ対策も必須です。

ダニ刺されを防ぐために、今日から取り組みましょう。