ダニによく刺される人には、ある特徴があります。
また、条件が揃うとダニが発生しやすくなるため注意が必要です。
では、どのように対処したらダニに刺されにくくなるのでしょうか。
そこで、この記事では以下に着目しながら解説していきます。
どのような条件でダニが発生しやすくなるのか
ダニに刺された後にどのような症状が出るのか
ダニに刺されたらどうしたら良いのか
ダニの駆除方法や予防方法にも触れているため、あわせてご覧ください。
目次
ダニによく刺される理由
ダニによく刺される理由として、以下の3つが考えられます。
- ダニに刺されやすい人の特徴に当てはまっている
- ダニが発生しやすい環境になっている
- ダニに刺されやすい時期だから
上記の理由について、さらに詳しく解説していきます。
ダニに刺されやすい人の特徴
ダニに刺されやすい人の特徴は、以下の通りです。
体温が高め
汗をかきやすい
肌が柔らかい など
アルコールが分解される際に発生する二酸化炭素により、ダニに刺されやすくなる可能性があります。
なぜなら、ダニは二酸化炭素を検知して、集まる生き物だからです。
また、ダニは高温多湿を好んでいます。
体温が高めの人や汗をかきやすい人も、ダニに刺されやすくなるため注意が必要です。
ダニが刺すのは、お腹など肌の柔らかい部位です。
しかし、赤ちゃんや子どもは大人よりも全体的に肌が柔らかいため、ダニに刺されやすくなります。
ダニに刺されやすい人に当てはまる特徴については、「ダニはなぜ刺すの!?刺す理由とダニ刺されやすいタイプを徹底解明!」で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
ダニが発生しやすい環境
ダニが発生しやすい環境は、以下をご参照ください。
湿度が高い
加湿器を使用する頻度が高い
風通しが悪い
食べこぼした料理などが落ちている
フケや髪の毛などが目に着く
あまり掃除をしない など
ダニは20度から30度の高めの気温、そして湿度が60%以上の環境を好む生き物です。
風通しが悪い部屋や加湿器を使用する頻度が高い部屋は、湿度が高くなりやすいため注意が必要です。
また、食べこぼしやフケ、髪の毛などはエサになるため、ダニが発生しやすくなります。
ダニを発生させないためにも、室温や湿度、適度な掃除などを徹底しましょう。
ダニに刺されやすい時期
ダニに刺されやすい時期は、主に6月から9月頃です。
なぜなら、ダニの発生は高温多湿になる夏から秋に最盛期を迎えるからです。
しかし、現代は暖房と加湿器などで温度や湿度をコントロールできます。
条件が揃えば季節を問わずにダニが発生する可能性があるため注意しましょう。
ダニ刺されたらどうなる?症状の特徴を知りたい
次は、ダニに刺された後に出現する症状の特徴を紹介します。
また、ダニに刺された後の症状は、虫刺されやあせもにも似ています。
それぞれとの違いについても合わせてご覧ください。
ダニに刺された後の症状
ダニは基本的に人間を刺しませんが、イエダニやツメダニに間違えて刺される場合もあります。
イエダニ | ツメダニ |
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イエダニやツメダニや刺された後に出現しやすい症状は、以下の通りです。
かゆみが長引く
腫れる
赤くなる など
強いかゆみや赤い腫れなどの症状は、ダニに刺された次の日以降に出現します。
なぜなら、ダニは刺す前に麻酔のような成分を含む唾液を使用するからです。
ダニによるアレルギー症状がどのようなものなのか、「その症状の犯人は、家ダニ!?身近なダニのアレルギー症状と今すべき対策」でチェックしてみてください。
ダニの症状は、虫刺されやあせもと症状が似ていますが、一体どのように見分けたら良いのでしょうか。
虫刺されやあせもはできやすい部位が違う
虫刺されやあせもができやすい部位は、ダニの症状と以下のように違っています。
できる原因 | できやすい部位 | 症状の特徴 | |
---|---|---|---|
ダニ | ダニに刺される | 服で隠れる部位 (お腹、太もも、わきの下など) |
刺された次の日以降にかゆみが出やすい |
虫刺され | 蚊などに刺される | 服から出ている部分 (手、足、顔など) |
刺された直後からかゆみが出やすい (時間が経ってから出現する場合もある) |
あせも | 汗腺に汗がたまる | 汗がたまりやすい部位 (首元、ひざの裏、ひじの内側など) |
湿疹が面状に出現しやすい(広がるように) |
判断に迷われる場合には、出現している部位を確認しましょう。
また、かゆみが出現するタイミングや湿疹の状態なども異なります。
いずれの場合も、かゆみなどの症状が強い場合には、医療機関へ相談されることをおすすめします。
マダニやツツガムシは感染症を運ぶ恐れがあるため注意!
屋外に生息するマダニやツツガムシは、感染症を運ぶ恐れがあります。
マダニやツツガムシが運ぶリスクがある感染症は以下をご参照ください。
- 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
- 日本紅斑熱
- ツツガムシ病
- ライム病
- 野兎病
また、マダニを自分では引きはがすと、体内にマダニの口が残る恐れがあります。
マダニの体内から血が逆流する恐れもあるため、注意しましょう。
刺されていることに気づいたら、早めに医療機関を受診してください。
ダニとマダニの違いや見分け方については、「ダニとマダニの違いとは?生息地や症状,刺されたときの注意点も徹底解説!」で詳しくご紹介しています。
ダニに刺されたら…!対処法や綺麗に治すためのポイント
ダニに刺されたら、かゆみ止め成分が含まれた外用薬(ステロイド)を塗ることがおすすめです。
なぜなら、薬を塗ることでダニによる炎症やしつこいかゆみを和らげる効果が期待できるからです。
ダニに刺された際の対処法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
適切なケアを行わないと、かきむしったことが原因で湿疹になったり色素沈着ができたりする可能性があります。
刺された部位を綺麗に治すためにも、かゆみ止め成分が含まれた外用薬をご活用ください。
綺麗に治すためにも、自分に合った治療を受けるようにしてくれ!
ダニに刺されないために!予防方法も合わせてチェック
ダニによく刺される人は、ダニの駆除や予防を徹底しましょう。
おすすめの方法について、それぞれ解説します。
おすすめの駆除方法
結論からいうと、ダニを完全に駆除することは不可能です。
なぜなら、ダニは私たちが毎日使用する寝具や家具、家などに住み着き、人間のフケや髪の毛などをエサに発生しているからです。
しかし、発生しているダニを減らして刺されにくくすることはできます。
ダニは高温と乾燥に弱いため、以下の駆除方法を行いましょう。
- 布団やたたみなどにこまめに掃除機をかける
- シーツを洗濯する
- 布団乾燥機を使用する
- 風通しを良くする
- ネズミを駆除する(イエダニ対策) など
徹底的に駆除するのであれば、ダニ駆除グッズがオススメ!タイプ別にご紹介
ダニ被害や駆除について調べていると、目にするのが専用のダニ駆除グッズの存在です。
ダニ駆除グッズはそれぞれに種類や目的が異なります。
「ダニ駆除グッズってどこで売っているの?」「利用してみたい」そんな方向けのグッズを種類ごとにまとめました。
タイプ | 方法 | 向いている人 | 商品名の例 |
燻煙タイプ | 殺虫成分のある煙でダニを駆除する | 部屋中のダニを一度に駆除したい | ダニアースレッド |
スプレー型
ミスト型 |
ダニが気になる場所に噴射する |
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ダニコロリナチュラルミスト |
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それぞれに種類や用途、向いている人なども異なります。
そのたえ、いくつかのタイプを併用することでより一層効率よくダニの駆除が可能です。
おすすめの予防方法
おすすめのダニ予防方法は、以下の通りです。
- 毎日パジャマを着替える
- 風通しを良くする
- こまめに掃除機をかける
- お酒を控える
上記について、理由と対策について、具体的に解説します。
毎日パジャマを着替える
ダニに刺されないようにするためには、ダニが好む環境をなくすことが基本です。
実は、毎日眠るときに着ているパジャマは、ダニにとっての好物で溢れていることをご存知でしょうか。
- 湿度が高い
- 皮膚や髪の毛、垢などが付着している
- 食べこぼし等がついている可能性もある
ダニに刺されやすい特徴にもあるように、体温が高く汗をかきやすい人はダニに刺される傾向にあります。
体質であれば仕方ないとしても、最低限着用したパジャマは毎日洗濯をし、清潔を心がけましょう。
風通しを良くする
ダニは高温多湿を好む性質があります。
そのため、風通しを良くすることも、ダニ刺されを予防する重要なポイントです。
こまめに掃除機をかける
ダニの繁殖を防ぐためには、清潔を保つことが一番!
清潔にしているつもりでも、家の中はダニのエサで溢れています。
- ホコリ・チリ
- 髪の毛
- 食べこぼし
- 垢・皮膚
いかがでしょうか。
家中がダニの好物で溢れていると感じるのではないでしょうか。
恐ろしいことにダニ駆除アイテムなどでダニ自体の予防はできたとしても、ダニの死骸やフンなどのアレルゲンは残ったまま。
それでは、アレルギーが発症してしまいます。
ダニ被害を考えると、こまめに掃除機をかけることをおすすめします。
1日1回は掃除機をかけたいところですが、難しい場合には最低2日に1回は掃除機かけをしましょう。
ここで重要となるのが、掃除機のかけ方です。
- マットレスを干し、表面を軽く叩く
- 掃除機のノズルをあてて、ゆっくり吸引する
- 縦横斜めなど、方向を変える
- 裏表と両面かける
お酒を控える
人よりダニに刺されやすいという自覚がある人、毎日お酒を飲む人はなるべくお酒を控えてみましょう。
特に、就寝前の飲酒は要注意!
ダニは夜行性のため、就寝による二酸化炭素量が増えることは好都合です。
屋外では、肌を露出しない
ダニは家の中だけでなく屋外にも生息していて、露出された肌を吸血しようと狙っています。
そのため、屋外でのスポーツや飲食などの際には肌を露出しないよう気をつけましょう。
長袖・長ズボンを着用する、靴下を履くなどするほか、+αとしてダニ忌避効果のあるグッズを使用するのも一つの方法です。
まとめ
ダニによく刺される理由や刺されやすい人の特徴などについて、理解を深めていただけたでしょうか。
最後の要点をまとめていきます。
ダニは、高温多湿であまり掃除されていない環境・時期に発生しやすくなる
ダニに刺された後には、強いかゆみ、長引きかゆみ、腫れ、赤みなどが出現しやすい
ダニに刺されたらかゆみ止め成分が含まれる外用薬(ステロイド)の使用や受診を検討する
おすすめの駆除方法や予防方法などとあわせて、便利なダニ駆除グッズにも触れています。
気軽にお使いいただけますので、この機会に活用してみてはいかがでしょうか。