くしゃみや咳が止まらなくなったり、肌に発疹が現れたり…。
それらは全てダニによるアレルギー被害である可能性があります。
『ダニなんていないはずだけど…』と思われるかもしれません。
でも実は、そういったアレルギー症状がある人の約6割がダニが原因に発症していることからも、ダニ被害は深刻です。(参考文献:アース製薬HP)
この記事では、『ダニアレルギーの症状ってどういったもの?』『対処法はあるの?』などの疑問を徹底解消していきます。
目次
ダニによるアレルギー症状
花粉症やペットアレルギーなどの被害は聞いたことがあっても、ダニによるアレルギーがあることをご存知ない方も多いのではないでしょうか。
でも実際には、ダニは私たちの生活のどこにでも生息していて、残念ながら近い存在でもあります。
身近だからこそ被害を受けやすく、あなたや家族に今悩んでいる症状はダニによる原因である可能性も…。
そこで、ダニによるアレルギー症状について詳しくご紹介します。
ご自身やご家族に当てはまる症状はあるか、チェックしてみてください。
ダニアレルギーの症状
ダニアレルギーの症状は、さまざまな形で現れます。
アトピー性皮膚炎(皮膚の痒み・発疹)
気管支喘息(咳・呼吸困難)
アレルギー性結膜炎(目の痒み・充血・違和感・涙)
アレルギー性鼻炎(くしゃみ・鼻水・鼻づまり)
ダニによる被害は通年性であるため、年間を通して何かしらの症状がある場合にはダニ被害を検討しましょう。
ダニアレルギーの原因は「死骸」・「糞」にある?!
健康に被害を及ぼすダニですが、実際のダニアレルギーの原因はダニ本体ではなくダニの死骸や糞にあると言われています。
ダニの死骸や糞に含まれるタンパク質が原因となって、症状を引き起こします。
ダニと一口に言っても、ダニにも種類があります。
『ダニは人を刺す』というイメージがありますが、アレルギーの原因となるのは人を刺すマダニとは違う「ヤケヒョウダニ」や「コナヒョウダニ」です。
ダニアレルギーの検査方法
ダニアレルギーの疑いがある場合には、ダニアレルギーの検査を受けましょう。
検査は、皮膚科や耳鼻科、内科でも受けられますが、検査の可否についてはお近くの医院で確認しましょう。
検査方法は血液検査か皮膚検査の二種類あり、検査時の項目は「ハウスダスト」です。
なぜハウスダストなのかと疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ハウスダストとは、ダニ・カビ・ペットのフケなどを含んだホコリやチリを指します。
ハウスダストのアレルギー反応が出る人の大半はダニアレルギーも持っていると言われていることから、ハウスダストのアレルギー検査で確認できます。
ダニアレルギーの治療法
ダニアレルギーであることが明らかで、症状がひどい場合には専門医を受診し治療を受ける必要があります。
舌下免疫療法
抗アレルギー剤の服用
点眼薬・点鼻薬
この中で治療する唯一の方法が、1の舌下免疫療法です。
2、3はあくまで症状を緩和する方法であって、根本的に治療できるわけではありません。
舌下免疫療法では、ダニのアレルギー物質を体内に取り入れることでダニアレルギーに対する耐性をつけていきます。
治療期間は数年間と長期に渡るうえ、費用も要しますが、その分根本からアレルギー症状の改善効果が期待できます。
ダニアレルギーの対策法
ダニが原因のアレルギー反応が出ている方は、症状が今以上悪化しないよう日常生活で対策をとる必要があります。
既に症状が出ている人だけでなく、まだアレルギー反応が出ていない人には発症リスクを抑えることができます。
ダニ駆除対策はダニがいない環境を作り出すためにも、ダニ駆除グッズなどをうまく利用してダニ対策をしましょう。
掃除
ダニは、人の髪の毛やフケ、ホコリなどを好んでエサにしています。
そのため、部屋を掃除して清潔に保つことはダニ対策として有効です。
床はもちろん、布団や畳、クローゼットの奥まで念入りに掃除機をかけましょう。
ダニの死骸や糞が特に増える秋には、いきなり掃除機をかけると空中に舞ってしまう可能性があるため、濡れた雑巾やモップで一度ふき取ってから掃除機をかけましょう。
寝具は常に清潔なものを
何度もお伝えしているように、ダニは私たちの髪の毛やフケ、皮膚などを好みます。
それらは寝ている間に触れている寝具には必然的に付着しています。
つまり、ダニにとって寝具は最高の環境なのです。
シーツや枕カバーなど肌に触れるものは少なくとも週に1度は洗濯をしましょう。
また、丸洗いできない敷布団やマットレスにはシートタイプのダニ駆除グッズを使用することをおすすめします。
ダニコロリやダニ捕りシートなどを筆頭に、さまざまな商品が展開されています。
シートタイプは、布団やマットレス、ソファなど平面に適したダニ駆除グッズで、置いておくだけで簡単にダニを駆除できます。
さらに定期的に、布団乾燥機でダニを死滅させたあとダニの死骸を全て掃除機で吸い取ると、清潔を保つことができます。
こまめな換気
窓を締め切った部屋は、湿気が籠り、ダニの温床となります。
こまめに室内を換気し、常に新しい空気を部屋に取り込みましょう。
月に数回は部屋だけでなく、クローゼットの扉や押し入れの引き出しを全て空けて、空気の入れ替え作業をすることをおすすめします。
また、空気清浄機を使うのもおすすめ!
ダニのアレルギー症状が出ているときには、空気清浄機を寝室や日中過ごす部屋で稼働させると効果的です。
燻煙剤でお部屋丸ごとダニ駆除
オンラインショップやドラッグストアでも、ダニ駆除を目的とした燻煙剤を購入できます。
燻煙剤は、部屋中のダニを死滅できるので、家具などひとつひとつにスプレーなどを使用するよりもはるかに効率的なダニ駆除が可能です。
部屋を閉めきる
人やペットは部屋から出る
引き出しやクローゼットを開けておく
家電や精密機器にはカバーをしておく
食品や食器、子どもが触れるおもちゃなどは部屋から出しておく
あとは商品の説明に従い作業するだけです。規定の時間経過後は、薬剤を吸いこまないよう注意のうえ入室して十分な換気を行います。
換気後は掃除機をかけて、部屋に残っているダニの死骸をまとめて退治しましょう。
設置場所別のダニ対策グッズの紹介記事はこちら。
ダニ被害の原因「ダニアレルゲン」とは?
ダニによる被害にはさまざまなものがありますが、前述したように直接的な原因はダニアレルゲンです。
ダニアレルゲンとは、生きているダニそのものよりもダニの死骸やフンに多く含まれていることから非常に厄介!
ダニによる被害を徹底的に食い止めるのであればダニアレルゲンについても知っておきましょう。
ダニアレルゲンについて
アレルゲンとは、気管支喘息やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性性疾患を引き起こす原因物質を呼びます。
その中にもダニアレルゲンは生息しているダニをはじめ、死骸やフンにも多く含まれているものの総称です。
それらが乾燥すると空中に浮遊します。
浮遊しているダニアレルゲンは器官に入りやすいという特徴があり、被害にあいやすいのはそのためです。
日本はダニにとってパラダイス!?
実は、ダニアレルゲンは米国や欧米と比較しても日本が多いとされています。
もちろん、欧米といってもダニが生息している地域や生息していない地域がありますが、ダニアレルゲンによる室内環境の汚染レベルで比較すると、日本は米国の10倍、欧米の25倍とされています。
(参考文献:ダニアレルゲンの免疫生物学とアレルギー疾患)
例えばダニが生息しやすい寝具で比較すると、日本の平均が10ug/g塵であるのに対しスウェーデンは2ug/g塵以下が大半です。
WHOでは、10ug/g塵で発作が起きる基準としていることからも、日本におけるダニアレルゲンの影響は深刻だということが分かります。
実際、ダニアレルゲンは花粉症の原因として有名なスギ、花粉に次ぐ多さであることからも、ダニアレルゲンが身近にあることが分かります。
なぜ日本にダニ、ダニアレルゲンが多いのか。
その理由としては、日本固有の高温多湿の環境にあります。
- 温度20~30℃
- 湿度60%以上
- エサが豊富にある場所
いかがでしょうか。
例えば、寒い国々はその気温の低さからダニが生息することはできませんし、乾燥している地域でもまた、ダニは生きていけません。
いかに日本における家庭の一般的な住居が、ダニにとって最高の場所であるかがわかります。
昨今の気密性や保温性が高い住居では真冬であっても問題なく生息できるようになったことから、ダニアレルゲンは年々増加傾向にあります。
一年中症状が出る可能性が高く深刻化するケースも少なくありません。
ダニアレルゲンが増えるのはいつ?
極端に寒い地域でない限り、日本国内では年中ダニが生息していますが、ダニアレルゲンが最も増えるのは秋とされています。
秋にダニアレルゲンが増える理由は明確で、ダニは6~7月の夏季に精力的に繁殖します。
そしてそのダニが寒くなり始める秋頃に大量に死滅するため、残ったダニのフンや死骸が増えることが原因です。
ダニアレルゲンに効果的!ダニコロリの効用と使い方
知らず知らずのうちにダニの温床となっていてダニの被害にあっている方にとって、まずすべきはダニはもちろんダニアレルゲンの徹底駆除です。
前述したようにダニアレルゲンは死骸やフンにも多く含まれていて、生きているダニを駆除しただけでは足りないということになります。
そこで、数あるダニ駆除アイテムの中でも人気かつ確実にダニアレルゲンを駆除できると話題のダニコロリについて解説します。
ダニコロリの使い方
まずは、ダニコロリの基本的な使い方から解説します。
ダニコロリの魅力は、何と言っても手軽かつ簡単にダニを駆除できること。
置くだけ簡単4ステップです。
- 箱から開ける
- パウチ袋からシートを取り出す
- ダニを駆除したい場所に設置する
- 1ヶ月を目安に交換する
いかがでしょうか。
これなら、毎日を忙しく過ごされている方でも簡単にダニ駆除ができます。
ダニコロリでダニが駆除できる理由については、ダニコロリでダニを駆除する原理を解説!ダニコロリの効果はいかほどに?もご覧ください。
ダニコロリの種類は?
ダニコロリは実は一種類ではなく、さまざまな商品が展開されていることをご存じでしょうか。
ダニコロリ | シート型 |
---|---|
ダニコロリ アレルフリー | スプレー型 |
ダニコロリ ナチュラルミスト | ミスト型 |
例えば、シート型であるダニコロリは寝具やソファー、畳などの平面のダニ駆除に適しているのに対してスプレー型やミスト型は立体のものや空間のダニ駆除に最適です。
うまく使い分けることで徹底的な駆除が可能です。
着目すべきアレルゲン
肌のかゆみや湿疹、鼻の不調などダニによる被害はダニのアレル物質の影響とされています。
特にチリダニのアレルゲンの場合、チリダニ自体を駆除しても、その死骸が更にアレルゲン性の高い物質を生活空間に供給することになり、アレルゲンが原因となるアレルギー疾患の根本的な解決には至りません。
(引用元:アレルゲン抑制素材(アレルバスター))
実際、生活環境におけるダニアレルゲンを除去・低減することはリスクの低減や症状軽減に効果があることが知られています。
ダニのフンや死骸は乾燥して崩壊すると数um程度微細塵となるため、カーペットや布団から掃除機等で除去することは容易ではありません。
(引用:室内環境整備技術の開発I.ダニアレルゲンの効率的除去剤の検討)
そこで、「ダニコロリ・アレルフリー」の出番です。
ダニコロリシリーズの中でもダニコロリ・アレルフリーはアレル物質抑制を目的として開発された商品です。
それだけでなく一度で3つの効果を得ることができることからも、一石二鳥!いや、一石二鳥と言えるでしょう。
- アレル物質抑制
- 消臭
- 除菌
- 花粉対策
実際に、数々の試験でアレル物質の抑制効果や除去効果証明されています。
実験結果については「ダニコロリ・アレルフリー」をご覧ください。
商品名 | ダニコロリ・アレルフリー |
---|---|
内容量 | 200ml |
原材料 | 無機塩・クエン酸・エタノール・水 |
値段(公式サイト) | 4,980円(税込) |
ダニ対策でダニアレルギー症状とお別れ!~まとめ~
ダニによるアレルギー被害と、具体的なダニ対策についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
思っていたよりもダニは私たちの暮らしの身近にいて、知らず知らずのうちにダニアレルギーだった可能性も十分考えられます。
症状がひどい場合には、専門医を受診し治療を受ける必要がありますが、軽症の場合には日頃のダニ対策で症状を抑えることができます。
今日からしっかりとダニ対策をして、不快なダニアレルギー症状とお別れしましょう!