ダニを発生させないために、定期的に洗濯をしていたり、布団乾燥機を使用していたりする方も多いですよね。
しかし、自宅の洗濯機では布団やカーペットなどは、洗濯・乾燥がしにくいため、どのように対策して良いか迷っている方も多いはず…。
そんな方におすすめなのが、コインランドリーです。
この記事では、ダニを駆除する方法としてコインランドリーをおすすめする理由や、駆除するために必要な温度・時間などについて解説します。
目次
ダニをコインランドリーで駆除することをおすすめする理由
ダニを駆除する方法としてコインランドリーをおすすめする理由は、以下の2つです。
- 布団やカーペットを簡単に洗濯・乾燥できる
- 高温と乾燥が苦手なダニを効率的に駆除できる
それぞれ解説します。
布団やカーペットを簡単に洗濯・乾燥できる
コインランドリーには大型の洗濯機や乾燥機が設置されています。
そのため、布団や毛布、カーペットなどの大型の寝具や家具も簡単に洗濯・乾燥できます。
また、コインランドリーなら洗濯から乾燥まで行えるため、雨や雪などの天候を心配する必要はありません。
24時間営業のコインランドリーも多いため、「深夜に洗濯すると、近所に迷惑がかかるかも…」と心配な方にもおすすめです。
高温と乾燥が苦手なダニを効率的に駆除できる
ダニは、50度以上の高温と、乾燥が苦手な生き物です。
コインランドリーの大型乾燥機の温度は低温で約50度、高温で約80度のため、ダニを駆除する効果が期待できます。
また、布団やカーペットへ均一に熱が加えられるため、隠れているダを効率的に駆除することも可能です。
コインランドリーで洗濯をすると、布団やカーペットに付着しているダニの死骸やフンも除去できますよ。
乾燥後の仕上がりがふわふわになりやすいというメリットもあります。
コインランドリーだけでは完全に死滅させることができない
コインランドリーを正しく利用することで、布団やカーペットなどに潜むダニの駆除が可能です。
しかし、屋内でダニが潜んでいるのは布団やカーペットだけではないため、コインランドリーだけではダニを完全に死滅させることはできません。
違う場所で発生したダニが移動してきて再度繁殖することを予防するためにも、コインランドリー以外の駆除方法や予防方法も併用する必要があります。
おすすめの併用方法は「ダニをコインランドリー以外で駆除・予防する方法」で触れているため、あわせて確認しておきましょう。
ダニをコインランドリーの洗濯・乾燥で駆除する際の5つのポイント
コインランドリーでは、布団や毛布、カーペットなどに潜む、ダニを駆除する効果が期待できます。では、一体どのように洗濯・乾燥したら良いでしょうか。
これから利用される方のために、コインランドリーで洗濯・乾燥をする際のポイントを5つ紹介します。
洗濯・乾燥する前に洗濯マークを確認する
1つ目は、コインランドリーで洗濯や乾燥をする前に、布団やカーペットなどについているタグを確認しましょう。
布団やカーペットなどの種類によっては、洗濯や乾燥に対応していない種類もあります。
対応していない布団やカーペットなどを洗濯・乾燥すると、形が崩れたり傷んだりする可能性があります。
コインランドリーに対応しているもの | コインランドリーに対応していないもの |
---|---|
・洗濯機に対応している ・乾燥機(タンブル乾燥)に対応している ・キルティング加工(布団の中綿が寄らないようにする加工)のある布団 など |
・ドライマークがついている ・手洗いマークがついている ・真綿や羊毛の布団 ・キルティング加工がされていない布団 など |
布団にタグが付いていない場合や水洗いに対応していない場合は、同じようにダニを駆除する効果が期待できる布団クリーニングを検討されることをおすすめします。
低温なら20~30分程度乾燥させる
乾燥させる温度により、ダニを駆除できるまでの時間が異なります。
低温の場合は20分~30分程度、低温よりも温度が高いモードで乾燥させる場合には、ほとんど一瞬でダニを駆除する効果が期待できます。
ダニの繁殖を予防するためにも、月に1回程度コインランドリーで洗濯・乾燥を行いましょう。
布団はロール状に巻いてから洗濯・乾燥する
布団に潜むダニを駆除する場合は、布団をロール状に巻き、ひもで結んでから洗濯・乾燥をしましょう。
乾燥時間の目安は1時間から1時間半程度です。乾燥機のみの利用でも、ダニを駆除する効果が期待できます。
コインランドリーによっては、布団専用の洗濯機や乾燥機が設置されている場合もあります。
布団を洗濯する際の手順や洗濯できるもの・できないものについて表示されている場合もあるため、確認してから利用しましょう。
毛布やカーペットは専用ネットを使用して洗濯・乾燥する
毛布やカーペットに潜むダニを駆除する場合は、インターネットやホームセンターなどで購入できる専用のネットに入れてから洗濯をしましょう。
専用のネットを使用することで、毛玉の発生や痛みを予防できます。
洗濯後は、専用のネットから出してから、乾燥機に入れてください。
乾燥時間の目安は、毛布や中型のカーペットは40分程度、大型のカーペットは1時間~1時間半程度です。
大きさや素材などによって乾燥にかかる時間は異なるため、様子を見ながら乾燥させることをおすすめします。
ダニをコインランドリー以外で駆除・予防する方法
コインランドリーで乾燥させた布団やカーペットに、他の場所にいるダニを繁殖させないためにも、併用して欲しい4つの方法を紹介します。
- 敷きマットや枕カバーを1~2週間に1回洗濯する
- 定期的に部屋の換気や掃除を行う
- ダニ退治スプレーを使う
- ダニ捕りシートを使う
敷きマットや枕カバーを1~2週間に1回洗濯する
1つ目は、敷きマットや枕カバーを1~2週間に1回程度洗濯する方法です。
人間は寝ている間に汗をかいています。汗は人間の身体が接しやすい、パジャマや敷きマット、枕などに吸収されます。
吸収された汗と人間の体温により、布団の中の環境が高温多湿になるとダニが繁殖しやすくなるため、清潔に保つことが重要です。
ダニの繁殖を防ぐためにも、身体に接しているパジャマは2~3日に1回、敷きマットや枕カバーなどは1~2週間に1回程度洗濯しましょう。
敷きマットの中には、防ダニ加工が施されているタイプもあるため、興味がある方はぜひチェックしてみてください。
定期的に部屋の換気や掃除を行う
ダニが繁殖しにくくなる環境を整えるために、定期的に部屋の換気や掃除を行いましょう。
定期的に掃除を行うことで、ダニのエサであるフケやほこりを取りのぞけます。
また、空気の通りが悪いと、部屋にほこりがたまりやすくなったり、カビが発生しやすくなったりするため、天候が良い日は窓を開けてこまめに換気するようにしてください。
窓を開けることが難しい場合は、除湿機や換気扇を活用することをおすすめします。
ダニ退治スプレーを使う
3つ目は、ダニ退治スプレーを使う方法です。
ダニを駆除する効果だけでなく、ダニを予防する効果が期待できる商品もあります。。
使い方は、布団やカーペットなどに直接スプレーするタイプや、空間にスプレーするタイプなどさまざまです。
使用方法やスプレーに含まれている成分、効果が持続する期間など、それぞれの特徴を知った上で利用を検討しましょう。
ダニ捕りシートを使う
4つ目は、ダニ捕りシートを使う方法です。
ダニ捕りシートには即効性はありませんが、布団やマットレスなどの下に設置すると、香りに引き寄せられたダニを駆除できます。
また、布団の裏側に貼るタイプのダニランドリーは、ダニを引き寄せる香り成分に、消臭効果や抗菌効果が期待できます。ダニを駆除するだけでなく、カビやにおいを予防できる点が魅力の商品です。
その他にも、独自の技術でダニを乾燥させて駆除するダニ捕りロボや、ダニを生きたまま捕獲して外に逃がさないさよならダニーなど、さまざまな商品があります。
手軽に使用できるため、この機会にダニ捕りシートの使用を検討してみてはいかがでしょうか。
ダニをコインランドリーの乾燥機で駆除しよう!
コインランドリーは、布団やカーペットなどを簡単に洗濯・乾燥できます。
約50度の低温なら20~30分程度、60度以上ならほとんど一瞬でダニを駆除できます。使用頻度は1ヶ月に1回程度がおすすめです
コインランドリーの乾燥機でダニを駆除した後に、他の場所にいたダニが移動してきて繁殖することもあります。
ダニの繁殖を予防するためにも、繁殖しにくい環境づくりやダニ取りマットの使用など予防にも力を入れるようにしてくださいね。
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