寒い冬場の味方、電気毛布。
「電気毛布がないと、眠れない!」
「冬場のマストアイテム」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
寒がりさんにとって手放せない電気毛布ですが、電気毛布にダニが潜んでいるのをご存知でしょうか。
本記事では電気毛布にダニが潜む理由と対策についてご紹介します。
目次
電気毛布にはダニが潜んでいる!?
「電気毛布にダニが潜んでいる?」
その疑問に対する解答としては、残念ながら「Yes!」でしょう。
そもそも、ダニにとって毛布をはじめとする寝具は絶好の場所。
温かく、湿度が高い、人の皮膚やフケ、髪の毛が付着している可能性がある…と条件が三拍子そろっています。
そのうえ、電気毛布は通電することで一般的な毛布よりも洗いづらさがあるのもより一層ダニの温床になりやすいと言えます。
電気毛布のダニ対策
ダニは気づかないうちに電気毛布に潜んでいるからこそ、日頃からの対策が重要です。
「電気毛布のダニ対策なんて、やったことない!」
という方向けのダニ対策について解説していきます。
掃除機をかける
ダニ駆除の基本は、清潔に保つこと。
ダニにとって人間の住処はエサの宝庫だからです。
「電気毛布のうえで、食べ物なんて食べないけど…」そんな油断は禁物!
ダニにとっては人間の髪の毛や皮膚、皮脂、ホコリにいたるまですべてがご馳走です。
そのどれもが寝ている間にまき散らしているものばかり。当然、電気毛布にも付着しています。
生きているダニの対策だけでなく、ダニの死骸やフンもアレルギーとなるので、定期的に掃除機で吸い取りましょう。
布団用掃除機があれば、毛布の表面を叩くモーターがついているので、より一層効果を期待できます!
洗濯する
丸洗い可能な電気毛布であれば、洗濯しましょう。
洗濯の方法は、電気毛布によって異なりますが、洗濯機の使用は故障の原因にもなりえるのでなるべく手洗いがおすすめ!
- 浴槽やたらいに、30℃程度のお湯をはる
- 1に中性洗剤を溶かす
- 電気毛布を折りたたんで入れる
- 両手で押し洗いする(畳み直すなどしてまんべんなく洗う)
- しっかり洗剤をおとす
- 脱水時は、しぼらずに浴槽の角などで押し切る
- 日影に干す※乾燥機の使用はNG
ちなみに、ダニは水に強い性質があるため、生きているダニを選択で死滅させることはできません。
死骸やフンを洗い流す方法として、効果的です。
天日干しする(真夏)
50℃以上の真夏の直射日光下であれば、ダニを死滅させられる可能性があります。
日が良く当たる場所で、30分以上天日干ししましょう。ダニは、移動する可能性もあるので、裏表どちらも当てるのがポイント!
ただし、長時間直射日光にあてると故障の原因にもなるので注意が必要です。
ダニ退治モードを使う
電気毛布によっては、ダニ退治モードがあるものもあります。
後ほど詳しく説明しますが、せっかく専用モードがあるのであれば、ダニ退治モードでダニ撃退もお試しください。
ダニ取りシートを使う
ダニ退治アイテムである、ダニ取りシートはカーペットや布団、畳など平面のダニ退治に最適なアイテムです。
ダニ取りシートの強みはなんといっても手軽であること。
シートを電気毛布の下に敷いておくだけで、毛布内のダニをおびき寄せてシート内で乾燥させ、死滅させます。
さらに、死骸やフンについてもシート内に閉じ込めるので、期間経過後はそのままゴミ箱に捨てるだけ!とても簡単です。
種類も豊富で、オンラインストアやドラッグストアで多種多様なダニ取りシートが展開されているので、電気毛布にお試しください。
電気毛布のダニ退治モードの使い方と注意点
前述したように、電気毛布の中にはダニ退治モードがあるものもあります。
ちなみに、「ダニパンチ」や「ダニアウト」など名称は商品によって異なりますが、お手持ちの電気毛布にダニ退治モードがあるか確認してみましょう。
大半のものは、ダニマークが表示されていて、スイッチを入れることでダニを退治できて簡単ですよ。
ダニ退治モードで本当にダニ退治できるの?
水には強いダニですが、乾燥と熱にはめっぽう弱く、50℃以上で死滅します。
電気毛布を通常使用する際の温度は20℃~45℃ですが、ダニの熱に弱い性質を活かし、ダニ退治モードでは長時間50℃以上をキープしてダニを徹底的に退治できます。
ダニ退治モードを用いたダニ退治の流れ
電気毛布のダニ退治モードを用いたダニ退治の流れがこちら。
- 電気毛布をコネクターから外す
- 家庭用ポリ袋に入るサイズに折りたたむ
- コネクターを差し込み、ポリ袋に入れる
- 敷布団の上に電気毛布を置き、空気を抜く
- 「ダニ退治モード」のスイッチを入れる
- 取扱説明書に記載された時間、通電する
ダニの被害に合わないための、日常的なダニ対策
ダニは、私たちの生活に密接であり、うっかり気を抜いた好きに噛まれたりダニアレルギーの症状が現れてしまいます。
ダニ被害に合わないためには、季節を問わず日常的にダニ対策しておくことが重要!
最後に、ダニ被害にわないための、日常的なダニ対策がこちら。
こまめな換気
ダニは、高温多湿を好んで活発に活動します。
エアコンや家の断熱材が普及したことで、室内の湿度は季節を問わず60%~70%に保たれています。冬場でも暖房器具を使用していたりカーペットを敷いていたりしていると、もっと湿度が高くなることも。
そのため、こまめな換気でなるべく湿度を下げるのがポイント!
湿度55%になるとダニは生きていけないので、55%を目安に、乾燥した空気を部屋に入れてダニが過ごしづらい環境にしましょう。
最低1日1回は掃除機をかける
家の中は、ダニの大好物で溢れています。
実際、家の中にあるホコリ1グラムの中には、1,000匹を超えるダニが潜んでいることが分かっています。
- 髪の毛
- フケ
- ホコリ
- 食べこぼし
- ペットの毛やエサ
知らず知らずのうちにダニの温床になるため、最低でも1日1回は掃除機をかけ、週1度は固く絞った雑巾でエサをふき取りましょう。
ダニ駆除アイテムの活用
ダニ駆除アイテムは、先に挙げたダニ取りシート以外にも、燻煙剤やスプレーなど、用途に応じたものがあります。
- 燻煙剤…部屋中まるごとダニ駆除できる
- ダニ取りシート…カーペットや毛布、布団などの平面用
- ダニ取りスプレー…立体のものや、スキマに
うまく組みあわせて徹底的に駆除しましょう!
冬が始まる前に、電気毛布は「ダニ退治モード」を使用する
電気毛布を使用するのは、秋口から冬場の寒い季節のみです。
大半のご家庭では、春になって温かくなると、使用しない電気毛布を押し入れやクローゼットに保管しますが、その間にもダニが繁殖しているリスクがあります。
たとえ活発に動いていなくとも、電気毛布内で繁殖してしまえばダニにとっては最高の住処!
電気毛布を使用する前には、一度ダニ退治モードでダニを死滅させ、さらに洗濯で死骸・フンを落とすようにしましょう。
電気毛布をダニの温床にしない!徹底的な駆除のススメ
寒い冬場の寝床を温かく快適にしてくれる電気毛布ですが、知らず知らずのうちにダニの温床となっていると考えるとゾッとしますよね。
対策をしているつもりでも、その方法が間違っていたり、効果がないのでは意味がありません。
正しい方法で、電気毛布に潜むダニをしっかり死滅させましょう!